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産後うつ

産褥期とは、分娩終了後の、子宮・産道・悪露の回復から妊娠可能な身体に戻るまでの期間をいう。通常、その期間は6〜8週間である。この期間にある女性を褥婦という。また、この期間は、乳房の発達など新たな身体の変化を伴い、妊娠期に比し、激しい変化に順応することが必要となる。まさしく、産褥期は、「母親」への移行期なのだ。

このような変化の一つに、体内のホルモン環境の急変が上げられる。ホルモン・バランスの急激な変化は、この変化は心理面に大きく影響することが知られている。具体的な症状としては、自分に自信がなくなる、意味もなく落ち込むなど精神状態が不安定になる。これが、産後うつ、いわゆるマタニティーブルーである。産後うつは、産褥4日目の抑うつ症ともいわれ、褥婦の約50%にみられる症状である。

産後うつは、初産婦に多く、産後3〜10頃に現れ、通常2週間ほどで消失する。原因は、上記でも触れたように、ホルモンの急激な変化とされているが、精神状態によって出現の度合いが変わってくることが知られている。とりわけ、神経質な人、几帳面な人、育児や家事に夫や家族の協力が得られない人、夫婦間に問題がある人によくみられることが知られている。

褥婦の心理的変化は、専門的には3期に分けられ、そのうち、産後うつは、2期目の保持期(taking-hold phase)に当たる。この時期は、他者への依存性が薄れ、自分で行動を始める時期に当たる。平常時に比べて、精神的バランスがとりにくい状態にある、産後うつのケアは、夫など身近な人の社会的責任であろう。

テーマ : 子育てママのお悩み - ジャンル : 育児