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産褥ショーツ

褥婦は、出産後から、褥婦固有の体内環境になり、体外へ流出ないし排出するものが、尿便以外に、主として乳汁および悪露が加わる。

出産直後は、個体差があるものの、一定量の乳汁および悪露が出る。乳汁の場合、乳児が必要とするときに必要な乳量が機械的に出るというわけにはいかないので、ちょっとした日常の動作で乳汁が漏出して、衣類を汚す場合がある。そのような場合に備えて、通常、褥婦は、産後マタニティーブラジャーをつける。また、産後直後は、体内に残った羊水や悪露の流出がしばらく続く場合があるが、衣類の汚れ防止とともに、患部の感染予防の意味で、産褥ショーツを身につけるのが通例となっている。

ところで、市販の産褥ショーツを選ぶ場合には注意すべき点がある。産褥ショーツは、出産後の体力低下や抵抗力に伴う細菌などの感染を予防する意味から、直接患部にあたる部分を含めたショーツの内側が、抗菌剤添加の化学繊維を使ったものがある。出産前の生活環境で、主として下着に化学繊維を使ったものを利用してきた者にとっては、化学繊維を内側に使った産褥ショーツには何の抵抗もないことだろう。しかしながら、産後は、細菌の感染もさることながら、化学物質の皮膚経由の流入は極力抑えることが必要である。というのも、細菌の感染は、基本的には乳汁を通して乳児に感染することはないが、化学物質は同じ経路から乳児の体内に入り、乳児の生育過程で皮膚疾患などとなって現出する場合があるのだ。

こういった意味で、産褥ショーツは、内側が綿のものを選びたい。

テーマ : 子育てのつぶやき - ジャンル : 育児